赤ちゃんにとって外の世界は、
おうちの中とは違う刺激でいっぱいです。
昼夜のリズムをつくる
日中の「光」は、体内時計を整えるための大切な環境刺激のひとつ。
乳児を対象とした研究では、日中により多くの光を浴びることと、夜間の睡眠との良好な関連が報告されています。
「外に出れば必ずよく寝る」ということではありませんが、昼は明るく、夜は暗く。
そんな環境のメリハリが、赤ちゃんの睡眠・覚醒リズムの発達を支えると考えられています。
たくさんの「見る・聞く・感じる」
葉っぱが揺れる。
車が通る。
鳥の声がする。
風が頬に当たる。
光と影が動く。
外には室内とは違う
視覚・聴覚・触覚などの情報があります。
お散歩は赤ちゃんにとって、さまざまな感覚を経験できる時間です
「見たい!」が生まれる環境
人が歩く。
犬が通る。
木が揺れる。
車が動く。
赤ちゃんは少しずつ周囲の世界に興味をもち、
自分から周囲を探索するきっかけになる時間です
親子のコミュニケーションにも
「ワンワンいたね」
「葉っぱ揺れてるね」
「風が気持ちいいね」
赤ちゃんが見ているものに気づいて、大人が言葉を添えてあげる。
お散歩は、そんな親子のやり取りが自然に生まれやすい時間でもあります。
ただ景色を見せるだけではなく、赤ちゃんが見ているものを一緒に見て、話しかけてみるのもおすすめです。
注意点
ベビーカーや抱っこ紐でのお散歩は、赤ちゃん自身が身体を自由に動かせる時間とは別物です。
そのため、お散歩などの外遊びとおうちで自由に過ごせる時間をバランスよく取り入れるとよいでしょう。
(レジャーシートの上で自由に過ごせる時間をつくるのもおすすめです)
【参考文献】
① Harrison Y. The relationship between daytime exposure to light and night-time sleep in 6–12-week-old infants. J Sleep Res. 2004;13(4):345-352.
生後6・9・12週の乳児56人を追跡し、光を浴びる量と睡眠・覚醒リズムとの関係を調べた研究。日中の光曝露と夜間睡眠との関連が報告
② Li L, et al. Longitudinal associations of screen time and outdoor physical activity trajectories with executive function and behavioral problems in children aged 4 years in China: a prospective cohort study.
1,414人を対象に、生後6か月〜4歳まで屋外身体活動などを追跡した前向きコホート研究。屋外活動の経過と4歳時の実行機能・行動との関連を調べています。
③ Poitras VJ, et al. Systematic review of the relationships between sedentary behaviour and health indicators in the early years (0–4 years). BMC Public Health. 2017;17(Suppl 5):868.
0〜4歳児の座位・拘束時間などと、運動・認知・健康指標との関係をまとめたシステマティックレビュー。ベビーカー等で長時間過ごすことを「運動発達のための活動」とは考えない根拠の一つ
